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竹内由恵が告白した「脇汗」コンプレックス - 共感を呼んだ素直な本音

Author

Sophia Koch

Published Jul 25, 2026

竹内由恵が告白した「脇汗」コンプレックス - 華やかなアナウンサーの素直な本音

テレビスタジオで話す女性アナウンサー

「脇汗がすごく気になっていて…」。そう打ち明けたのは、元テレビ朝日アナウンサーで現在フリーとして活躍する竹内由恵だ。完璧なルックスと流暢な話術で長年お茶の間を魅了してきた彼女が、テレビの前で自分のコンプレックスを包み隠さず語った。その一言が、多くの視聴者の心に深く刺さった。

バラエティ番組で明かした赤裸々なコンプレックス

日本テレビ系「上田と女が吠える夜」のテーマ「コンプレックス告白SP」に出演した竹内由恵は、「脇汗がすごく気になっていて…」と告白し、「自分では臭い感じちゃうんですよね。人にもそれを振りまいちゃってるんじゃないかっていうのすごい気になって、基本的には常に脇を締めて、絶対ここは上げないぞっていう感じで過ごす」と語った。

この発言が放送されるや否や、SNS上では共感の声が相次いだ。「私もまったく同じ」「アナウンサーでもそんな悩みがあるんだ」といったコメントが次々と投稿され、脇汗コンプレックスという身近な悩みが一気にトレンドに浮上した。美しい外見の持ち主でさえ、日常的にこうした不安を抱えているという事実が、視聴者との距離を縮めた瞬間でもあった。

しかも竹内の告白は単なる笑い話で終わらなかった。脇を締めて行動するという具体的な「対策」まで口にしたことで、リアリティがあった。外見上は堂々としているあの竹内由恵が、ロケ中もカメラの前でも、脇を上げまいと神経を使っていたというのだから、同じ悩みを持つ人たちにとっては、これほど心強い話はない。

竹内由恵とはどんな人物か

ニュースキャスターとして活躍する女性アナウンサー

竹内由恵は2008年10月から「ミュージックステーション」の8代目サブ司会を担当し、2013年秋に降板するまで5年間出演。番組史上最長の在任期間を誇る。 生放送の音楽番組で5年間、トップアーティストたちと向き合い続けた経験は、並大抵のプレッシャーではなかったはずだ。

2008年10月には「やべっちFC」にも出演し、Jリーグ開催スタジアムからの現場リポートなども担当した。 スポーツ実況から音楽番組、報道キャスターまで幅広く活躍した竹内は、テレビ朝日の顔のひとりとして確固たる地位を築いた。

2019年3月に一般男性との結婚を発表し、同年末日にテレビ朝日を退社。夫の勤務地である静岡県に移住した。 局アナというキャリアのピークを自ら手放した決断は当時大きな話題を呼んだが、竹内はその選択を後悔していない。

現在は静岡県在住で、3歳の男の子と1歳の女の子のママとして忙しい日々を送りながら、タレントとして活躍している。 週3回は新幹線で東京に通いながら仕事をこなすその姿は、現代のワーキングマザーそのものだ。

炎天下のロケと、脇汗という避けられない現実

炎天下のロケで盛大に脇汗をかいてしまった場面が注目を集めたこともあった。テレビ朝日「スーパーJチャンネル」のロケ中のことだ。 真夏の屋外取材では、プロのアナウンサーであっても汗を完全にコントロールすることなど不可能に近い。そうした人間的な一面が見える瞬間こそ、竹内由恵の人気を支えてきた理由のひとつかもしれない。

テレビ画面の向こう側ではいつも完璧に整った姿を見せる彼女が、カメラが止まった後も、あるいはカメラが回っている最中でさえ、脇汗を気にしながら過ごしていた。そのギャップが、なぜか親しみを感じさせる。アナウンサーという職業に対して「完璧な人がなるもの」というイメージを持ちがちな視聴者にとって、こうした発言はある種の救いになる。

脇汗の悩みは、実はとても一般的だ

脇汗の悩みと対策イメージ

多汗症(脇汗)に関して「悩んでいる」と回答した人は半数以上もいることが調査でわかっている。暑い夏の時期だけでなく、人と会う際や職場での会議・発表時など、日常に多くある場面で多汗症の症状が出る人が多い。 竹内由恵の告白は、決して珍しいことではなかったのだ。むしろ、声に出せずにいた人々の代弁者になった側面すらある。

多汗症は、運動や高温環境とは関係なく、緊張やストレスなどによって過剰な汗が出てしまい、日常生活に支障をきたす状態を指す。多汗症が見られる部位として多いのは、全身性多汗症と呼ばれる全身に多量の汗が出る症状と、局所性多汗症と呼ばれる手の平や足の裏、頭部や顔、脇などの体の一部分に汗が出る症状だ。

竹内が話した「常に脇を締める」という行動は、脇汗が気になる人が実際によく取る対処法のひとつだ。しかしそれは根本的な解決策にはならない。本人も自覚しているからこそ、カメラの前でその苦労を打ち明けられたのだろう。精神的なプレッシャーがかかる生放送の場で緊張と戦いながら、脇汗への不安まで抱えていたとしたら、相当なストレスだったはずだ。

脇汗対策の調査では、1位「市販の制汗アイテム」、2位「脇汗パッド」、3位「塗り薬」が選ばれており、外科的治療に比べて負担が少ないアイテムが選ばれる傾向にある。 今では脇汗を「塗り薬」で治療できる時代にもなってきている。選択肢が増えていることは、同じ悩みを持つ人たちにとって朗報だ。

コンプレックスを語れる強さ

テレビに映る人物が自分の弱点を口にすることは、思っている以上に勇気がいる。特にアナウンサーという職業は「正確で美しい言葉を届けるプロ」という印象が強く、隙を見せることをよしとしない文化がある。そんな中で脇汗という極めて個人的な悩みを公の場で話せるのは、竹内由恵が持つ性格の柔らかさと、自分自身をありのままに見せる度胸があってこそだ。

仕事復帰後、「自分は仕事をしている時が一番楽しめていると実感している」と語る竹内。第一子、第二子の出産を経ても、その気持ちが変わることはなかったという。 仕事への情熱と、母親としての顔。そのどちらも本物だからこそ、彼女の言葉には説得力がある。

アナウンサー時代の後半は「都会に住んでいるとどうしても周りと比べてしまうことが多くて、自分を着飾って過ごしていた」と語る竹内。静岡への移住後は「心のゆとりが取り戻せた気がする」と振り返っている。 脇汗コンプレックスを告白できたのも、そうした精神的な余裕が生まれたからかもしれない。

アナウンサーからタレント、そして起業家へ

コーヒー事業を始めた女性起業家

元テレビ朝日のアナウンサーで、現在は静岡県浜松市にあるネット販売専門のコーヒー店「renag coffee」を運営する竹内由恵。コーヒー好きが高じて2025年9月にコーヒー事業をスタートしたことを報告した。

初期費用1000万円近くを自腹で投入し、5年間練習してきたコーヒー焙煎事業を本格的にスタートさせた竹内は、「30代・40代になってもずっと受け身なまま仕事をしていって本当にいいのかな、と自問自答していた時期が長かった」と告白している。 アナウンサーという受動的なキャリアから、自らリスクを取る起業家へ。その変化は鮮やかだ。

脇汗の悩みを包み隠さず話せる人間が、局アナのレールを外れてコーヒー焙煎士として新たな道を切り開く。一見バラバラに見えるそれぞれのエピソードが、実は「自分に正直に生きる」というひとつの軸でつながっている。竹内由恵という人物のおもしろさは、そこにある。

竹内由恵の「脇汗告白」が残したもの

コンプレックスをテレビで語ることは、時に批判の的になるリスクを伴う。だが竹内の場合は逆だった。視聴者が感じたのは批判ではなく、共感と親しみだ。完璧に見えるキャリアウーマン、ミス慶應グランプリ経験者、五年間ミュージックステーションに立ち続けたアナウンサー。そのすべての肩書きを持つ竹内由恵が、「脇を絶対上げないように過ごしている」と言った。その一言がどれほどの重みを持って届いたか、想像に難くない。

脇汗という誰もが経験しうる身体的な悩みは、立場や職業や見た目を問わない。むしろそれを口にできる空気が社会に広がることで、同じ悩みを抱えながら一人で抱え込んでいる人たちが少し楽になれるかもしれない。竹内由恵の告白は、たった一度のバラエティ番組での発言だったが、そういう意味でじんわりと意味のある一言だったと言えそうだ。

子育てに奮闘しながら新幹線で東京と静岡を行き来し、コーヒー事業にも挑む竹内由恵。汗びっしょりになっても前進し続ける姿は、脇汗コンプレックスすら愛おしいキャラクターの一部として映る。完璧でないことを知っている人間が語る言葉だからこそ、人の心に届く。それが竹内由恵という存在の、変わらない強みだ。